Vol.1 「お米農家さんの気持ち」     

震災直後はそれこそ、ガソリン不足、品物不足、停電に断水。

 

原発も大変なことになっているのに、追い打ちかけるように
何度も余震がきて、先のことなんて考える余裕もなかったけど。

 

あれから8か月余り経った今は、

平日は普通に会社に行き、
休日は普通に遊びに行き、
震災前と同じように普通に買い物もできて、
表向きは普通の生活を送ることができるようになりました。

 

それでも、原発問題を抱えたままの福島県人としては、
未だ収束しない原発の報道や、放射能問題の話を耳にする度に
ふと考えてしまいます。


『福島って他県から見てどんな風に思われているんだろう?』


大震災のあの日を境に、

思いもよらぬ形で一躍有名になってしまった福島・・・。

 

自分を含め、そこに住む人たちが、今、

社会でどんな風に受け止められているのか?

 

被災地福島を支援しようというありがたい言葉が聞こえる一方で、
今の自分達の言動が「被害者ぶった無責任な行動だ」などと非難されたり、
事実そうなっていたりしないだろうかと考えてしまいます。


僕の実家は農家です。自分も両親の手伝いとは言え、米を作っている立場です。
福島の米とかその生産者に対する世間の声や思いが気になります。

原発事故の影響が懸念されましたが、今年も米を作り出荷しました。


行政でも安全を証明し、今年も無事、福島の米は店頭に並んだ訳ですが、
「福島で米を作って出荷する(流通させる)こと自体が無責任なことだ!」
などと、非難の声も多いんじゃないだろうか?と心配だったりします。


実際、ネット上では「汚染米流通させるな!」とか、
「福島の米は福島で消費しろ!」とか、かなり手厳しい意見も目にします。。。

 

震災だけじゃなく水害などにも見舞われながらも、
去年と変わらず稲穂を実らせ、今まで以上にきちんと検査して、
きちんと安全が確認された上で販売されるよう出荷しているんだから、
それだけで無責任なことなんて絶対無い筈だと僕は思います。

 

それでも、頭ごなしに非難されるかもとか、検査や安全性の判断は専門家に
任せていて、放射能に関して専門的知識を持っている訳じゃないことを考えると、、
今年米を出荷したことをあまり大きな声では言えない気分です。

 

こんな気分でコメ作りしなくちゃならないとかキツイし。


こういうことも早く元に戻って欲しいなと思う今日この頃です。

 

ところで、生活のいたるところで見掛けるようになった
「がんばっぺ福島」のスローガン。


今まで経験したこともない大災害に見舞われて、テンションダダ下がりの僕たちに
「みんなでがんばっぺ!」
「ふるさとふくしまを取り戻すべ!」
と復興の原動力をもらえるような気持ちです。

 

はじめ目にしたときは「っぺ」とか田舎もん丸出しじゃねー?とか思ったけど、
こーゆーのは地元の言葉が一番しっくりくるものなのかも知れないですね。

 

 

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