月イチふくしま旅vol.3 南相馬市

お久しぶりです。いきなり蛙でこんにちはです。

GWに猪苗代湖と福島市で観光したりもしたのですが、なかなかまとめられないままいる間に、

時間が開いてしまいました。

 

6月の旅先は南相馬市に2回行ってきました。

人と人とのつながりから、一般社団法人 南相馬除染研究所の方々と知り合い、そのお手伝い

(…いや、つきまとい?笑)をしてきました。

 

南相馬市と聞くと「放射線量高いんでしょう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

立ち入りを禁止されいていない、人が暮らす市街地の線量は0.3~0.5マイクロシーベルトと、

50km離れた郡山市と変わりません。でも南相馬市は今年も田植えを禁じられています。

 

 

6月3日 相馬野馬追ひまわりプロジェクトへ

南相馬市には、毎年7月の最終土曜日から3日間かけて行われる

「相馬野馬追」という伝統行事があります。

国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

今年、この行事が2年ぶりに本格開催されます。

 

地元の方も県外から毎年こられる方も、

楽しみで胸躍る気持ち半分、

「蒼々とした田んぼの中をそぞろ行くお行列はみれないんだなぁ」と

寂しさ半分の気持ちです。

 

稲がダメなら、田んぼに向日葵を植えようという「ひまわりプロジェクト」が起こりました。

そのプロジェクトに参加して、ひまわりを植えて来ました。

実った向日葵の種を使って、ハウス栽培で使うディーゼル燃料として、効率よく使えないかと実験することも考えられているそうです。

 

・6月9・10日 泡除染公開実験のお手伝い

南相馬除染研究所が窓口となり、除染のための新しい取り組みが南相馬市では行われています。

 

この公開実験の内容としては、

①土中の雲母に放射性物質が付着するため、その雲母だけを取り除き、廃棄物を少なくすること

②特殊な物質をまぜた泡を家屋全体にかけ、放射性物質を吸着することで、飛散を避け、

今までよりも更なる低減を図ること。

(だいたいの内容でしか聞いていないので間違っている部分もあると思います)

 

 

私はスケジュールの関係上、下準備である表土はがしの手伝い、放射線量測定の最新機器を見学するまでしかいられず、メインパートの泡除染までは見られませんでした。

除染と聞くと、表土をはがし、高圧洗浄機で吹き飛ばすだけのイメージしかありませんでしたが、

多くの企業が、根本的に放射性を取り除く方法を研究し、開発していっている現状を目の当たりにすることができて、とても勉強になりました。

 

写真は、リアルタイムの線量が映像で可視化される機器です。

 

他にも、光ファイバーで数センチ間隔毎に、空間・地中を問わずに、線量の変化を感知して、測定しながらデータにまとめてしまう機器もありました。

 

 

雨の中で表土をはがしながら、目の前に広がるのは、雑草が生い茂る田畑でした。

 

表土を剥がし、土嚢に詰めながら、でてくるミミズ、小さく聞こえるカエルの鳴き声。

 

視点を変えれば、生き物の住処を奪っているんだよなぁと思いました。

でも、今の私たちにはどうしても必要な事です。

除染の有効的方法の成功がなくては、福島の未来はありません。

 

人間は、自然をなくしても人と人とのつながりをなくしても、生きることのできない、

か弱い生き物です。

福島がこうなったのも原発というものが存在したから。

 

「でも、それがなぜ在るのか―私たち人間が選んだ生き方です。

だから、原発擁護でも、原発反対でも、どっちでもいいから、いっしょに考えましょう」と、

南相馬除染研究所の方はおっしゃいました。

それに尽きると思います。

南相馬除染研究所の方々は、たくさん、とても大事なことを教えてくれました。

 

私は、自分だけが吸収する線量を少なくできればそれでいい とは、やっぱり思えません。

南相馬市は、緑がとても綺麗なんです。海もとても綺麗で。

相双地区の自然には、特有の美しさがあります。

あの美しさを持つまちを、あのまちを育んできた人たちを、捨てるわけにはいかない。

私の生まれ育った場所でもないし、行った回数だって多い訳じゃないけど。

足下も、前も、空の上も、見つめながら生きて行きたい。

 

7月28日~30日 相馬野馬追が行われます。

私は、前からいれいていた予定で当日駆けつけられそうにないのですが…、代わりにみなさん遊びに行って感想を教えてくれたら嬉しいです。

凍天(しみてん)というローカルフードも美味しいですしね。

 

関根真奈美

 

Twitter(#福島リアル)

1 日本国内への配送に適用されます。その他の国についてはこちらをご参照ください